花と房州石の山(2)

のこぎり山の南は安房の国。日の光も一段と南国的な雰囲気になります。ハウスで育てられるスターチスの紫色、菜の花の黄色、大根の白、それに控えめなソラマメの花。通り過ぎる「さざなみ」号も、春の浮き浮きする気分を盛り立てます。3月24日帰路、保田駅から眺めるのこぎり山でした。(ミヨ)

花と房州石の山(1)

寒暖の波を繰り返しながらも、今年の春は足早に近づいています。

2月までの雪の季節から、花の季節になりました。各地で花便りがありますが、今回は房総の花便りです。

 

船で金谷港に渡れば、春の息吹が感じられる町並み。登山口手前の肉屋さんの揚げたてコロッケで小腹を満たし、いざ出発。

低山とはいえ楽はさせてもらえません。昔はきれいに石が敷かれていたであろう、かなり急な山道をたどります。

 

のこぎり山の車力道は、金谷石(房州石)を石切り場から港まで運んだ道です。明治から戦前までは、多くの石が横浜港や東京の洋風建築の基礎として使われました。栃木の大谷石に似た凝灰岩です。戦後しばらく、細々と切り出されていたそうですが、今は廃墟です。

今も石の表面に残るわだちや、切り出し面の大迫力は、人間の力を見せ付けられる思いですね。この車力道コースは、登山者も少なく、静かに歴史遺産を楽しめます。

ハイキング。これからの予定です。

急に春らしくなってきました。あの大地震からはや2年たったのですね。春の訪れとあの災害を切り離しては考えられない時代になったのです。複雑な気持ちですね。

山行 3月24日(日)鋸山(東京湾フェリー金谷)標高329m 歩程2時間30分

京急品川駅7:58発快特-京急久里浜8:50着・2番バス乗場・東京湾フェリー行9:00発-9:10着-久里浜港9:20発-金谷港10:00着-(歩15分)-登山口-(歩10分)-観月台-(歩45分)-日本寺入口(要拝観料600円)-(歩5分)-展望台-(歩25分)-大仏広場12:00着・昼食13:00発-(歩20分)-仁王門-(歩25分)-JR保田14:29発各停-千葉駅15:54着

費用 京急780円 バス190円 フェリー700円 拝観料600円 JR1890円 合計4160円(スイカ・パスモ可)

山行4月14日(日) 鐘撞堂山(東上線寄居駅) 標高330m 歩程3時間15分

東上線池袋8:30発→快速急行→小川町9:34発→寄居駅9:50着→大正池10:40→かねつき堂山頂11:10着昼食12:00発→円良田湖12:30→羅漢山12:40→少林寺12:50→善導寺13:20→寄居駅14:10着14:33発→小川町駅14:53発→快速→池袋駅16:00着

費用 東武電車860円×2 合計1720円

企画会5月11日(土)18時から20時 瑞江魚民

山行5月26・27日(日月) 日光小田代原・戦場ヶ原(休暇村湯元宿泊・日帰り可能) 標高1400m 歩程2時間50分(宿泊希望の方は4月末までにお申し込みください。)

東武浅草8:10→快速→東武日光10:18→湯元温泉行きバス10:30→赤沼11:32→小田代原12:30着・昼食13:10発→(35分)→泉門池13:45→(45分)→湯滝14:30→(40分)→湯元温泉15:10→休暇村(当日帰京の場合:湯元温泉15:15発→東武日光駅16:34着→区間快速17:39発→浅草20:05着)

翌日27日:朝の湯の湖沿岸→田茂沢邸公園→東武日光15:36発区間快速→浅草18:05

費用

宿泊料(休暇村日光湯元・和室10畳・3名以上・2食付)11800円 日光フリーパス(東武乗車駅で購入)4400円(浅草の場合) 田茂沢邸公園500円 合計16700円+飲み物代

山行6月9日(日) 高倉山(中央線藤野駅) 標高379m 歩程3時間20分

京王新線新宿駅8:10(都営直通本八幡7:30発)→京王高尾駅9:05着→JR高尾駅9:27発→藤野駅9:40着→弁天橋10:00→芸術の道入口10:10→葛原神社10:50→天神峠11:40→高倉山頂11:50→高倉見晴らし12:10着昼食13:00発→フラワーガーデン13:30→秋川橋13:50→藤野駅14:10着14:35発→JR高尾駅14:48着→京王高尾駅15:05発→新宿駅15:56着

費用  京王線 350円×2 JR 230円×2    合計1160円

山行7月21日(日) 日光刈込湖 標高1700m 歩程3時間20分

東武浅草7:10→快速→東武日光9:20→湯元温泉行きバス9:35→湯元温泉11:00→湯の平湿原11:20→小峠11:50→刈込・切込湖12:20着・昼食13:00発→涸沼14:00→山王峠14:30→光徳牧場15:20→光徳温泉アストリアホテル前バス停15:55発→東武日光17:04着→区間快速17:39発→浅草20:05着

費用 日光フリーパス(東武乗車駅で購入)4400円(浅草駅からの場合)

 

冬の子の権現と竹寺

真冬の武蔵丘陵の山上に位置する、子の権現(天竜寺)と竹寺(八王寺)は、残雪はわずかでしたが、参詣の人々も少なく、静かな寺院の雰囲気を味わうことができました。陽だまりは暖かでも気温が低く、足がつるなどトラブルもあります。

都心方向は靄がかかり、スカイツリーも見えませんでしたが、奥武蔵の雪を頂く山々が清々しく望めます。神仏習合が残る竹寺には、数年前中国人有志から贈られた牛頭(ごず)天王の大きなブロンズ像が見事でした。