小田急線秦野駅と渋沢駅のあいだ、南側に延びるなだらかな丘は渋沢丘陵と呼ばれています。
首都圏に残された数少ない里山のひとつです。深い森林に覆われ、間には畑が点在しています。北に丹沢の山々の展望が雄大です。こうしたのどかな地にも開発の手が伸びていて、地元のボランティアの方たちがさまざまな方法で、自然保護に取り組んでいます。
下の写真のように、巨大墓地開発計画に反対する運動をはじめ、山百合の里づくり、観光花畑の設置など都会人が自然に親しむ機会を得られるよう、それぞれの団体が工夫しています。自然の保護には多くの人々のたゆまぬ努力が不可欠なのですね。